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7月16日説教要旨 「強くあれ、雄々しくあれ」 ヨシュア記1章

 ヨシュア記は、何度も読んでも励まされる箇所です。能力の高いリーダ、モーセの後を継いだヨシュア。勇敢でありながら、人間らしい一面も持ち合わせています。今日の題でもあります、「強くあれ、雄々しくあれ」という神様の言葉に、彼は何度も励まされ、立ち上がりました。そして、この神様の言葉は、今日の私たちにも励ましとして語り掛けるのです。

 ヨシュア記は、歴史書の1つとして位置づけられています。モーセの後継者となったヨシュアの、人生と働きが書き記されています。世代交代をし、ヨシュアがイスラエルの民を引き連れて約束の地、カナンへと導いていくのです。今日は、ヨシュア記1章から、「新たな一歩を踏み出すために、神様は何を私たちに望んでおられるのか」ということを、共に考えていきましょう。

 1つ目は、「み言葉に立つ」ということです。神様はヨシュアに対して、モーセが命じた律法を忠実に守り行い、昼夜み言葉を口ずさむように言います。イスラエルの人々は、カナンの地に入るまでに、多くのことを経験しました。十戒が与えられてからも、神様を幾度となく裏切り、自分勝手な行動をし続けます。そんな民に対して、神様は何度も律法に立ち返るようにと教えたのです。それと同時に、神の御声に従うことの大切さも教えました。この教えは、ヨシュアに世代が変わっても変わりません。律法を守り行うことで、神様はイスラエルの民が行く先々で栄え、成功することを約束されていたのです。栄え成功するとは、創造主である神様の前で、ふさわしい立場で生きるということを意味しています。つまり、律法を守り行う時、神の前で正しく、謙遜と憐れみ、正義を持ち合わせることができるようになるのです。

 今の私たちには、旧約時代の律法はありません。その代わりに、聖書に書かれているみ言葉が与えられています。み言葉と信仰生活の一致が私たちに問われています。み言葉を実践することは難しいことです。神様はそれを承知の上で、私たちにみ言葉の実践をするようにと命じられるのです。み言葉を実践するとき、自分の足りなさ、弱さを知ります。自分の中にある自我、隠れていた自己中心的な思いは、打ち砕かれていきます。そして、主により頼まなければ、何一つ出来ないということを知るのです。これを悟ると同時に、謙遜でいることの大切さも教えられるのです。私たちは、主の前で誇れるものは何一つありません。神様の憐れみのゆえに生かされていることを、み言葉を通して教えられます。光の子として一歩踏み出すために、またイエス・キリストの真理を高らかに伝えるためにも、み言葉に堅く立ち、実践していく者へとなりましょう。

 2つ目は「自分の役割を把握する」ということです。ヨシュアは、ルベン人とガド人、マナセの半部族に、同胞に先立ってヨルダン川を渡る役割を与えられました。あとから来る人達の手助けをするようにと、命じたのです。モーセの時代から約束されていたカナンの地が目の前にある。約束の地に入る最初の人物として、最も重要な役割を彼らは与えられたのです。恐れや不安もありました。ヨルダン川の先に何が待っているかも分かりません。それでも、彼らはヨシュアの命令に従い、自分たちの役割を果たしたのです。

 私たちの生きている時代も、大きく変化しています。私たちも、新たな時代へと踏み出していかなければなりません。私たちがその先頭を行き、続く道を作って行かなければならないのです。コロナというパンデミックを経て、新たな時代に進むにあたってそれぞれ役割は違うでしょう。しかし、私たちは与えられた役割を最後まで全うしなければならないのです。では、不安や恐れがある中で、どのように役割を担えばいいでしょうか。

 それは「神様の約束に立つ」ということです。不安の中にいたヨシュア達を励ましたのは、神様の言葉と約束でした。主なる神が共にいること。荒野をさ迷っていた時も、紅海を渡ったときも、戦いの時もどんな時でも神様が彼らの前を行き、守り導いてくださったのです。その神が今も共にいるということを、力強く直接語り掛けてくださり、励ましてくださるのです。この神様の約束を握りしめて、ヨシュア一行は未知の世界へと一歩踏み出していきました。主の言葉に従うその先には、必ず祝福があるということを信じて進んだのです。

 私たちが今歩んでいる世界も、これからどのようになっていくか分かりません。それでも、私たちの信じる神様が共にいてくださるのであれば、決して1人ではないのです。神様は私たちの行くべき道の先を行かれ、踏み出しやすいように整えてくださるお方です。神様を信じて踏み出すなら、何一つ恐れることはありません。

 神様は私たちにチャレンジを与えられています。多くのクリスチャンたちが築き上げてきた信仰の土台に立ち、主の恵み祝福を思い出して、一歩踏み出しなさいと。これからイエス様と出会うべく人たちのために、一歩踏み出し、その道を整えていく者へとなっていきましょう。

 恐れや不安を主に明け渡して、ただ主を信頼し、イエス様の十字架だけを見上げて前へ進んで行きましょう。「強くあれ、雄々しくあれ。私はあなたと共にいる」という、神様の優しい語り掛けに耳を傾けて、前進していきましょう。